日々の暮らし · 商から清まで
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身近な問いから、歴史の世界へ。

一枚の貨物リスト——宋人の部屋に何があったか
『夢粱録』巻十三「諸色雑貨」の貨物リストには、机、腰掛け、涼床、縄床、竹椅子、竹夫人、筵、面桶、浴桶、馬子、銅火炉、炭墼が並ぶ。南宋臨安の家で使う道具のほとんどは、街で買えた。

重陽——菊には名があり、糕の上には獅子がいる
宋人の九月九日は三つのことをした。名のある菊を見、獅子を載せた蒸し糕を食べ、城外の高台へ出た。都は七つの高台に出かけ、寺では獅子会、宮中では菊灯をともした——元宵のようだ、とある。

宋の夏:氷雪冷元子と涼水の品書き
開封の州橋夜市は夏になると氷雪冷元子、甘草氷雪涼水、荔枝膏を売り、どれも梅紅の漆箱に盛った。六月に氷雪を商うのは旧宋門外の二軒が最も栄え、器はすべて銀。臨安の『武林旧事』には十七品の涼水の品書きがある。

猫籠と猫魚と「改猫犬」:宋の町の猫商売
臨安の「小経紀」の一覧には猫にまつわる四行がある。猫窩、猫魚、売猫児、改猫犬。開封では猫食と小魚を日々届ける者がいた。宋の町で猫は飾り物ではなく、一つずつ商いになっていた。

春牛を打つ——宋の立春、国が幕を開ける朝
立春の前日、開封府は春牛を宮中へ送って鞭春し、開封・祥符の両県は府の前に春牛を置いた。翌朝、府の役人が打つ同じ場所で、人々は小さな春牛や春幡・雪柳を売った。臨安では五色の糸の彩杖で牛を打ち、春盤は一皿一万銭。

専科医ばかりの街:宋代の医薬舗と薬市
開封・馬行街の北、両側の看板は体の部位を並べる。金紫医官の薬舗は歯・咽喉、小児、産科に分かれ、臨安には炭橋の薬市と、医者まで差役に編む団行があった。官の施薬局と慈幼局も置かれた。復元できるのはここまでで、薬市の集期は原文にない。

端午前の四日間——宋代の節物市場の一勘定
五月一日から端午の前日まで、開封の街には桃・柳・葵花・仏道艾が並んだ。節物の品書きは百索艾花・銀様鼓児花・花巧画扇・香糖果子・粽・白団の六品。巧粽は楼台や舫輅に結ばれ、どの門にも大盆が据えられた——「貧者と雖も亦然り」。

囲盆と抓周——宋人はどう子どもを迎えたか
南宋の臨安。満月の日、親類が銀の盆を囲み、香湯に果物と彩銭を浮かべ、年長者が金銀の簪で水を攪り、客が銭を撒く。一歳の抓周では中堂に誥勅・書籍・秤・針線を並べ、子がまず何を抓るかを見た。二冊の宋人筆記は、この礼が金のかかる家のものだったことも記している。

二通の帖と花檐子——宋の婚礼はどう運んだか
宋の婚礼は、二人が会う前に二通の帖から始まった。資産を並べる帖、金の簪、門前で撒く穀豆、結んだ髪と交杯——二つの都で運び方が違う台本だった。
