道は狭まって一つの関になる。土塁、門楼、道に横たえた木の棒。『周礼』はその関に一人の官を置いた。彼は商人が掲げる節を見、品物と文書が合うかを確かめ、通る荷には「征」を一つ、荷の占める倉廩にはさらに一つを取る。関を迂回しようとする者がいれば、荷を没収して人を罰する。同じ道について、もう一つの書は言う。真の王の関は何も取らない。調べるだけで、それで終わりだと。二つの書は同じ門を書き、門で何が起きるべきかについては意見を異にする。
調べる、しかし取らない
『孟子』梁恵王下で、斉の宣王が王政を問うと、孟子は文王が岐を治めた政治を例に挙げる。その一条が「関市譏而不征」——関と市は譏察するだけで徴税しない、である。譏は調べることで、禁を犯す人と物を調べる。征は取ることで、利の一分を取る。二つの字を一句に置くのは、まさにこれを分けるためだ。調べるべきは調べ、取るべきでないものは取らない。「関市」と連ねるのは修辞上の一対であって、二つの役所を一つにしたのではない。
同じ書の公孫丑上は、この句を人を引き寄せる一つの方法にしている。市では店肆にだけ税をかけ貨物にはかけず、関では譏察するだけで税をかけない。そうすれば「天下の商は皆な悦んで、その市に蔵めんことを願わん」「天下の旅は皆な悦んで、その路に出でんことを願わん」——天下の商人はみな喜んでその市に品を蓄え、天下の旅人はみな喜んでその道を通るだろう。彼が語っているのは人と物の流れである。取らなければ、商旅が来る。これは依然として主張であり、本当にそうなったらどうなるかであって、どの国がすでにそうしていたかではない。
『尽心下』になると、孟子は語気を変え、理想を語らない。「古の関を為くるや、将に以て暴を御せんとす。今の関を為くるや、将に以て暴を為さんとす」——古の関は暴を防ぐため、今の関は暴を行うためのものだ。この句そのものは制度の記録ではないが、最も硬い傍証である。彼の言う「今の関」が「暴を為す」ことができるのなら、当時の関は確かに取っていた。孟子が反対しているのは、現に行われている一つの慣行であり——ただ、彼は数字を一つも与えない。
『周礼』の関
『周礼』の司関は、職務が具体的である。「国貨の節を掌り、以て門市を聯ぬ。貨賄の出入する者を司り、その治禁とその征廛とを掌る。凡そ貨にして関を出でざる者は、その貨を挙げ、その人を罰す。凡そ貨賄を達する所の者は、則ち節伝を以てこれを出す。国に凶札あれば、則ち関門の征無く、猶お幾す」——荷の節を管し、関と市を結び、出入する荷を管して禁令を司り、また「征廛」を司る。関を繞る荷は没収して人を罰し、転送する荷は節と伝によって通し、凶年疫年には関門の「征」を免じ、「幾」はそのまま行う。免じられるのは征、残るのは幾——調べることと取ることは、終始二つの行為である。孟子は「取る」を除こうとし、『周礼』は両方を残す。
証憑はこの設計の骨である。掌節は定める。「門関には符節を用い、貨賄には璽節を用い、道路には旌節を用う」——門と関には符節、貨物には璽節、道路には旌節で、それぞれ期限があり、用い終われば返納する。「凡そ天下に通達する者は必ず節あり、伝を以てこれを輔く。節無き者は、幾あれば則ち達せず」——節がなければ、検めに遭えば通れない。司門が管するのは別の門である。「管鍵を授くるを掌り、以て国門を啓閉す。出入する不物の者を幾し、その貨賄を正す。凡そ財物にして禁を犯す者は、これを挙ぐ」。こうして同じ商路に、関・門・市という幾つもの関所ができ、それぞれに官があり、それぞれに証憑がある。関は符節を験し、貨は璽節を用い、市門はまた別の者が管する——この分業そのものが、関と市が同じ一つの仕組みではないことを示している。
市の側は何を取るか
市はまた別の役所である。司市は「市の治教・政刑・量度・禁令」を掌り、市場内部の管理にあたる。廛人は市の幾種類かの布——絘布・総布・質布・罰布・廛布——を集めて泉府に納め、泉府は「市の征布」で売れ残った荷を買い取る。市には市の税名があり、関には関の「征廛」がある。名目が違い、役所も違う。孟子が「関市」と一語に連ねるのは寛政を語るときであり、『周礼』が二つの職官に分けるのは分業を語るときである。この稿は関だけを書く。市の内部の秩序は別の筋である。
この設計は関にもう一つ何かを付け加える。遺人の職文は言う。「門関の委積は、以て老孤を養う」——関と門に蓄えた糧は、老人と孤児を養うためのものである。同じ書が荒政を述べるなかで、「去幾」を救荒の一条に数えている。だが司関は凶札の年に「関門の征無く、猶お幾す」——検めは取り消さない。一つの書のなかで向きが一貫しない。これはむしろ『周礼』が編纂された制度設計であって、行用の法典ではないことをよく示している。互いに引き合う条文を、それ抱えていられるのである。
通篇、税率が一つもない
沈黙そのものが答えである。孟子は取らないことを主張するから、与えるべき税率がない。『周礼』は官名、証憑、罰則、税名を与えるが、割合も、額も、定額も、最後まで与えず、受領証一枚もない。この二つの材料から「戦国の関税はいくらか」を引き出すことは、誰にもできない。『周礼』は作者も成書年代も論争があり、描いているのは理想の官制であって、ある一国の税法と見なすことはできない。『孟子』は国君に語りかける言辞を弟子が記録したもので、文王は理想化された模範である。二つのテキストは、どちらも税冊ではない。
ではこの二つの材料で、何が確かになるのか。第一に、当時の語彙は「譏/幾」と「征」をはっきり分けており、二つの書ともその線を守っている。第二に、『周礼』の設計では関にも市にも征が置かれ、証憑と罰則が添えられ、凶年の免徴の口まで開けてある。第三に、孟子は関の征を廃止せよと主張し、当時の関を「暴を為す」と罵った。これは取り立てが実在したことを示す。第四に、商人が実際にいくら払ったかは、二つの書とも語らない。材料が支えるのは「関は取るべきか」をめぐる論争であって、「関がいくら取ったか」の一覧表ではない。
二つの書をどう読むか
『孟子』は戦国の人の言辞で、国君に向けて語られ、理想は文王に置かれている。『周礼』は名もない者の官制設計で、成書年代は諸説紛々としており、あるべき役所を書き留めている。二つの書はどちらも、それが描く関より後の時代のものであり、どちらも関吏の帳簿ではない。これらの言葉を並べて置けば、聞こえてくるのは一つの論争である。王者の関は調べるだけで取らず、制度の関は調べも取りもする。凶年には取ることは免じられても、調べることは免じられない。璽節を掲げて関の前に立つ商人に、関吏が何を求めたのか——二つの書はどちらも口を閉ざしている。
参考資料・関連文献
- 《孟子》·梁惠王下、公孙丑上、尽心下(战国孟子及其弟子;维基文库本) — Warring States text, speeches of Mencius recorded by his disciples. Liang Hui Wang II puts 'the passes and markets inspect but do not levy' (关市讥而不征) among the features of King Wen's government, in an answer to King Xuan of Qi about kingly government. Gong Sun Chou I makes the same promise a program: inspect at the pass, do not levy, and travellers will come. Jin Xin II turns from ideal to attack: 'the passes of old were made to ward off violence; the passes of today are made to commit it.' The other two chapters are at https://zh.wikisource.org/wiki/孟子/公孫丑上 and https://zh.wikisource.org/wiki/孟子/盡心下. The book is rhetoric addressed to rulers, not a record of any state's receipts.
- 《周礼》·地官司徒(司关、掌节、司门、司市、廛人、泉府、遗人、大司徒荒政;作者与成书年代有争议;维基文库本) — Anonymous institutional text of disputed date, describing an ideal bureaucracy. The Officer of the Pass (司关) controls the tallies for goods, links gates and markets, controls prohibitions and the levy on goods and storage (征廛), seizes and punishes goods that bypass the pass, and in famine or pestilence suspends the levy while keeping inspection. The Keeper of Tallies (掌节) assigns the fu-tally to gates and passes, the seal tally to goods and the banner tally to roads, with a term for returning each; without a tally one does not pass an inspection. The Officer of the Gate (司门) keeps the keys and inspects goods at the city gate. The market side has its own office and its own named levies collected by the stall officer (廛人) for the treasury office (泉府). The Relief Officer (遗人) keeps stores at gates and passes for the old and orphaned, and the famine measures of the Grand Minister include 'removing the inspections' (去几). No rate, amount, quota or receipt appears anywhere.




